知命立命 心地よい風景

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2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『三国志演義』第百一回 隴上に出でて諸葛神をヨソオい、剣閣に奔りて張コウ計に中る

諸葛亮は成都に戻って後主に謁見し、 「この度は長安を攻め落とそうとしておりましたが、いかなる大事にございますか。恐れながら臣が二心を抱いているという様なことを耳にされたのではございませぬか。」 後主は言葉を詰まらせていたが、 「朕は宦官の申す…

『三国志演義』第百回 漢兵寨を劫って曹真を破り、武侯陣を闘わせて仲達を辱しむ

諸葛亮は魏軍が完全に退いてから攻撃を仕掛けようとした。 司馬懿は蜀軍の追撃を恐れて伏兵を配置したが、曹真は信じず、 「もし蜀軍が来たら下賜の玉帯と馬をやる。」 と言った。司馬懿も、 「もし来なかったら女装して詫びる。」 と言って賭をした。そして…

『三国志演義』第九十九回 諸葛亮大いに魏の兵を破り、司馬懿入りて西蜀を寇す

司馬懿は、大将を出して攻めかけるので、郭淮、孫礼に諸葛亮の背後を突くよう命じたが、2人は王平、姜維、張苞、関興に囲まれて大敗した。2人が馬を捨てて逃げ出したのを見つけた張苞が追いかけたが、人馬もろとも谷底に落ちて頭を割ってしまった。諸葛亮…

【源氏物語】最終章 (弐佰参拾肆) 夢浮橋 第二章 浮舟の物語 浮舟、小君との面会を拒み、返事も書かない

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第九十八回 漢軍を追って王雙誅を受け、陳倉を襲って武侯勝を取む

さて、司馬懿は、 「守りに徹していれば蜀は兵糧が尽きて退却をせざるを得ませぬ。そこを攻め込めばたやすく勝てましょう。」 と進言し、魏主は曹真に守りに徹するように申しつけた。 しかし、孫礼は火攻めで蜀軍を破ろうと火薬を積んだ兵糧部隊で蜀軍をおび…

【源氏物語】最終章 (弐佰参拾参) 夢浮橋 第一章 薫の物語 横川僧都、薫の依頼を受け浮舟への手紙を書く

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第九十七回 魏国を討たんとして武侯再び表を上り、曹兵を破らんとして姜維詐って書を献ず

さて、曹休は、洛陽に戻って心痛のあまり病になって死んだので、魏主は彼を手厚く葬らせた。司馬懿は、蜀が攻めてくるのを警戒して直ちに戻って来た。 蜀は、呉の使者から魏を討つように要請され出陣をしようとしていたが、そこに趙雲の死が知らされた。後主…

【源氏物語】 (弐佰参拾弐) 手習 第六章 浮舟の物語 薫、浮舟生存を聞き知る

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第九十六回 孔明涙を揮って馬謖を斬り、周魴髪を断って曹休を賺く

さて、策を献じたのは魏の尚書孫氏であった。彼は、 「諸処の要害を固め、蜀と呉の戦いを待って討伐されれば勝利は疑いござりませぬ。」 と献じ、魏主は司馬懿に計った。司馬懿も孫氏に同意したので、魏主は要害に大将を出して洛陽に戻った。 諸葛亮は漢中に…

【源氏物語】 (弐佰参拾壱) 手習 第五章 浮舟の物語 浮舟、出家後の物語

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第九十五回 馬謖諫めを拒みて街亭を失い、武侯琴を弾じて仲達を退く

司馬懿、張郃が関を出て陣を布くと、諸葛亮が諌めるのも聞かず馬謖が誓紙をしたためて迎え討つと進み出た。丞相は心許なく思ってオウヘイを付けて2万5千の兵を与えて出陣させた。さらに丞相はコウショウ、魏延にも出陣を命じた。 馬謖は、街亭に至って、 …

【源氏物語】 (弐佰参拾) 手習 第四章 浮舟の物語 浮舟、尼君留守中に出家す

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第九十四回 諸葛亮雪に乗じて羌兵を破り、司馬懿日をサダめて孟達を擒とす

さて、郭淮は、西羌と組んで挟み撃ちにする計を進言した。西羌の王テツリキツはこれに同意してエツキツ元帥、ガタン丞相に15万与えて出陣させた。 諸葛亮は、馬岱を案内役に張苞、韓浩を出した。しかし、彼らは追い払う事が出来ずに退いて、丞相に計を求め…

【源氏物語】 (弐佰弐拾玖) 手習 第三章 浮舟の物語 中将、浮舟に和歌を贈る

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第九十三回 姜伯約帰して孔明に降り、武郷侯罵って王朗を死せしむ

姜維は諸葛亮の計を見抜いて 「諸葛亮の計は、城の裏手に兵を置き、我らをおびき寄せて虚を突くというもの。故に遠方まで行かずに戦い、火の手を合図に前後から攻撃すれば大勝間違いございませぬ。」 と進言し、バジュンは兵を出した。 さて、趙雲は、魏軍が…

【源氏物語】 (弐佰弐拾捌) 手習 第二章 浮舟の物語 浮舟の小野山荘での生活

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第九十二回 趙子竜力めて五将を斬り、諸葛亮知をもって三城を取る

さて、丞相と馬岱は馬超の墓を行軍中に参って陣屋に帰って来ると、夏侯楙が出てきたという知らせを聞いた。丞相は笑って、趙雲に軍を進めさせた。 趙雲が夏侯楙の配下、カントク目指して馬を走らせると、彼の長男、カンエイが討って出た。趙雲はカンエイを3…

二十四節気の雨水!「新年の大計」の勧め!”陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也”

今日(2月19日)は、二十四節気の雨水!二十四節気の雨水にして旧正月、そして新月!「新年の大計」の勧め! 雨水といえば、空から降るものが雪から雨に替わり、深く積もった雪も融け始める頃といわれています。 やがて春一番が吹き、うぐいすの鳴き声が聞こえ…

【源氏物語】 (弐佰弐拾漆) 手習 第一章 浮舟の物語 浮舟、入水未遂、横川僧都らに助けられる

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第九十一回 濾水を祀って漢相師を班し、中原を伐たんとして武侯表を上す

さて、丞相は孟獲に狂風のことを聞くと、孟獲は荒神の祟りであると答え、49個の人の首を供えれば静まると告げた。 しかし、丞相は、 「もともと死んで亡魂となったのである。この上生きている者を殺すことはできぬ。」 と言って、麦粉をこねて牛馬の肉を包…

【源氏物語】 (弐佰弐拾陸) 蜻蛉 第六章 薫の物語 薫、断腸の秋の思い

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第九十回 巨獣を駆って六たび蛮兵を破り、藤甲を焼いて七たび猛獲を擒とす

さて、丞相諸葛亮はヨウホウ達に爵位を与えた。 孟獲は妻の弟タイライ洞主の進言でモクロク大王に加勢を求めた。そして、ダシ大王に三江城の守りにつかせた。 三江城に着いた諸葛亮は、趙雲、魏延に城を攻めさせたが、 毒矢を浴びせられて兵を退いた。丞相は…

【源氏物語】 (弐佰弐拾伍) 蜻蛉 第五章 薫の物語 明石中宮の女宮たち

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第八十九回 武郷侯四番計を用い、南蛮王五次擒と遭る

さて、諸葛亮は、怒って攻めてくる孟獲を待ち受けた。攻めてきた蛮兵に諸侯は討って出たがっていたが、これを許さず守りに専念した。そして、蛮兵の攻めに疲れが見えたところをみて兵を退いた。 孟獲はこれを見て、 「諸葛亮自らが陣を捨てたのは、国内に大…

【源氏物語】 (弐佰弐拾肆) 蜻蛉 第四章 薫の物語 薫、浮舟の法事を営む

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第八十八回 濾水を渡って再び蕃王を縛し、詐り降るを識って三たび猛獲を擒とす

さて、釈放された孟獲は陣に帰って、 「蜀の者に陣屋に閉じこめられたが十人余りたたき殺して逃げてきたのだ。」 と言い、一同大いに喜んで戦の準備をした。トウトナ、アカイナンも呼び出されて、逆らうこともできずに従った。 孟獲は、濾水は近頃の暑さで毒…

【源氏物語】 (弐佰弐拾参) 蜻蛉 第三章 匂宮の物語 匂宮、侍従を迎えて語り合う

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第八十七回 南寇を征つべく丞相大いに師を興し、天兵に抗って蛮王初めて執を受く

さて、丞相諸葛亮は、成都で親しく政務を見、事の大小を問わず全て公平な裁断をしたので、両川の民は泰平を謳歌した。 建興3年、南蛮の孟獲が10万の大軍をおこして、建寧の太守ヨウガイもこれに与した。そして、シュホウ、コウテイは彼らに攻めたてられ城…

【源氏物語】 (弐佰弐拾弐) 蜻蛉 第二章 浮舟の物語 浮舟失踪と薫、匂宮

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第八十六回 張温を難じて秦フク天弁を逞しゅうし、曹丕を破って徐盛火攻を用う

さて、孫権は、陸遜が魏を退けた後、呉の軍権を全て彼に与えた。また、張松、コヨウに進められて、黄武元年に改元した。かかる時、魏から蜀攻めの協力の申し出があった。陸遜は、とりあえず承知し情勢を伺って兵を出すことを進言した。 そこに、鄧芝が使者と…