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『三国志演義』第九十二回 趙子竜力めて五将を斬り、諸葛亮知をもって三城を取る

さて、丞相と馬岱馬超の墓を行軍中に参って陣屋に帰って来ると、夏侯楙が出てきたという知らせを聞いた。丞相は笑って、趙雲に軍を進めさせた。

趙雲が夏侯楙の配下、カントク目指して馬を走らせると、彼の長男、カンエイが討って出た。趙雲はカンエイを3合いもせずして討ち取り、これを見て出てきた次男簡雍を相手にし、さらに加勢に来た三男カンケイ、四男カンキを相手に打ち合った。カンキは落馬し、部将に助けられて逃げ、カンケイが弓を趙雲に向けて射たがはじかれ、逆に趙雲の射た矢を顔面に受けて死んだ。簡雍は趙雲に生け捕られてしまった。4人の息子を討ち取られたカントクは、顔色を変えて陣中に走り込んだ。
鄧芝はこの大勝を見て兵を進め、カントクは馬を捨てて逃げ戻った。
この事をカントクは夏侯楙に伝えると、夏侯楙自ら討って出た。そして、カントクが息子の仇と討って出るが、趙雲に3合いとせず討ち取られた。夏侯楙の軍勢は大敗した。
夏侯楙は、程昱の子テイブに計って趙雲を討つ策を練った。そして、テイブの策で趙雲は誘い込まれ周りを魏軍で囲まれて身動きできなくなった。そこに、張苞が魏軍につっこんで囲みを解き救出した。チョウウンはいたく喜んで張苞とともに西北に斬って出た。すると、カンサクが加勢に現れ、3人は兵を進めて魏軍を見事打ち破った。夏侯楙は南安郡に逃げ込み、城門を固く閉ざした。
丞相が軍率いて来ると趙雲達は城を攻めあぐねていると伝えた。

さて、安定の太守サイリョウは夏侯楙からの援軍の書面を受け取り軍を出した。しかし、これは諸葛亮の計であり、待ち構えていた魏延に攻撃され捕らえられた。サイリョウは偽りの降伏をし、諸葛亮達を殺そうと企んだ。そして、南安の太守、楊阜の従弟ヨウリョウを降伏させるために張苞、カンサクを従えて向かった。サイリョウは南安城下に行き、
「安定からの援軍である。」
と言ってヨウリョウに城門を開かせた。
ヨウリョウが門を開くと、カンサクはものも言わずに斬り殺し、「貴様等の奸計に丞相が欺かれると思っておるのか。」
と大喝一声、さらにサイリョウも槍に貫かれた。カンサクが合図をすれば蜀軍は一斉になだれ込み、夏侯楙は南門から逃げ出した。しかし、王平に捕らえられた。

さて、天水郡の太守バジュンは夏侯楙の危機を知って援軍に駆けつけようとしたが、そこに姜維が、
「これは諸葛亮の計略にございますぞ。」
と言って諌めた。そして、
「それがしに一計がございます。」
と進言した。

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