2014-01-01から1年間の記事一覧
お正月に家の門の前などに立てられる「門松」。 「門松」は松飾りとも言われるように、「祀る」につながる樹木・松を使用しますが、平安時代には”常緑の松は神が宿る木”とされ、神様をお待ちするのにふさわしいと考えられていたことから松が使われるようにな…
今日(2015年1月1日)は、杉原千畝氏生誕115年目の日です。 第二次世界大戦中、リトアニアのカウナス領事館に赴任していた外交官であり、外務省からの訓令に反して6,000人超もの避難民にビザを発給した、まさに偉人。 杉原千畝氏は「日本のシンドラー」などと…
2014年も、いろいろな映画が公開されましたね。 そんな中、今年の全米興行成績が発表されています。 こうしてみると、4月~7月あたりまでに公開されたものがTOP10の中で7本もあります。 [embed]http://youtu.be/8AP8oMyvFwQ[/embed] また、2015年は続…
先日、”知性や教養の下地となる膨大な情報の詰め込みを行うために、普段は読まない分厚い書物、これまで一度も触れた事がない書籍を手に取ってみましょう”※)というお話しに触れましたが、最近発売された700ページ近くの分厚い経済書で試してみましょう、…
ビジネスを行う中で、私がこれまで参考になったり手本にしてきたものを中心に、何度かに分けて紹介してみたいと思います。 リーダの指針「東洋思考」 田口佳史 論語や大学などの中国古典や、吉田松陰、山田方谷などの日本古典をベースにリーダのあり方をまと…
私が子供の頃、たいていの家庭には数十冊にも渡る百科事典や文学全集がありました。 今から40~50年前の話しです。 当時は壁を埋め尽くしリビングを占拠するものでしたが、今では百科事典はウィキペディアやGoogle検索に変わり、文学全集は自分が読みた…
私が子供の頃、たいていの家庭には数十冊にも渡る百科事典や文学全集がありました。 今から40~50年前の話しです。 当時は壁を埋め尽くしリビングを占拠するものでしたが、今では百科事典はウィキペディアやGoogle検索に変わり、文学全集は自分が読みた…
ビジネスを行う中で、私がこれまで参考になったり手本にしてきたものを中心に、何度かに分けて紹介してみたいと思います。 リーダの指針「東洋思考」 田口佳史 論語や大学などの中国古典や、吉田松陰、山田方谷などの日本古典をベースにリーダのあり方をまと…
今日(12月26日)は、徳川家康が生誕した日(天文11年12月26日(1543年1月31日))です。 以前、鬼門※)に関する整理の中で江戸の件について少し触れましたが、そこに関わる天海僧正とその都市デザインについて、簡単に整理しておきたいと思います。 ※)『陰…
今日(12月26日)は、徳川家康が生誕した日(天文11年12月26日(1543年1月31日))ということもあり、陰陽五行の相生相剋※)の観点で、愛知県出身で名古屋に所縁のある三英傑(信長、秀吉、家康)と明智光秀の関係を見てみましょう。 ※)相生相剋については…
『神曲』は序章の1歌、地獄篇の33歌、煉獄篇の33歌、天国篇の33歌からなる、100歌14,233行の韻文による壮大な抒情詩であり、一人の女性に捧げられた恋愛詩であり、天国と地獄を巡る物語であり、歴史上の偉人・有名人の人名辞典、歴史書、百科事典であ…
『復楽園』(楽園回復)は、『新約聖書』の共観福音書「ルカ伝」に書かれた「荒野の誘惑」のエピソードをテーマに、イエス・キリストが救世主・贖罪主としての自覚をもち、宣教の生涯に入る前、サタンの誘惑にあいながらもこれに打ち勝つ様を描いた、ジョン…
今日(12月25日)は、キリスト降誕祭としてクリスマスが祝われる日です。 とはいっても、イエスの誕生日は『新約聖書』には記されていませんが、そこはご愛嬌。 クリスマスは、キリスト教やそうでない人にとっても特別で大切な日であることには確かなのです…
古来から預言書の類のものは玉石混交で、政情不安になる周期においてはたびたびブームとなりますが、今回はそんな預言書について整理してみたいと思います。 その上でまずは大事な前提です。 予言はあくまで予言。 その中身を盲信したり、鵜呑みにするのでは…
今日はクリスマスイブ! さすがに平日ということもあって、今日明日とのんびり過ごすという訳にはいきませんが、100年前に実際に起きたクリスマスのステキなお話しでちょっぴり心温まって貰いたいと思います。 サンタを追いかけろ! 「あなた、本当にサンタ…
『失楽園』といっても渡辺淳一氏の原作や映画の方ではありません。 元々は創世記第3章の挿話でして、蛇に唆されたアダムとイヴが神の禁を破り「善悪の知識の実」を食べてしまったため、エデンの園を追放される楽園喪失の物語を、イギリスの17世紀の詩人・ジ…
映画『エクソダス:神と王』の舞台は紀元前1300年のエジプト。 最強の王国として名をはせるエジプトの王家に養子として迎えられて育ったモーゼは、兄弟同然のような固い絆で結ばれていたはずのエジプト王ラムセスと袂を分かちます。 その裏には、苦境に立た…
『浜松中納言物語』は、作者未詳(通説では菅原孝標女)の平安時代後期の6巻(現存5巻)からなる輪廻転生物語です。 主人公中納言が、吉野山に唐の后の母を尋ねその姫君に思いをよせる話で、夢のお告げと転生によって物語が進行し、神秘的夢幻的な浪漫性を…
まもなくクリスマス。 いろんなイベントや催し物もピークになり、街中もすっかりクリスマス一色です。 バチカンの大聖堂 クリスマスツリーとライトアップ クリスマスイルミネーションは、宇宙から見えるほど明るい Merry Christmas from roomie 〜クリスマス…
あなたは「お守り」持っていますか? 滅多に神社やお寺に行く習慣はなくても、年始詣ではされたことがあると思いますし、そこでお守りをお受けする(間違っても買うとはいいませんように)目的は、神社やお寺に祀られている神様のご利益、招福、加護、厄除け…
今日(2014年12月22日)は、19年に一度の「朔旦冬至」の日です。 その昔、冬至は1年の始まりでした。 冬至といえば、一年の中で、一日のうちに占める夜の時間が最も長い日。 かぼちゃを食べ、柚子湯に浸かる古来からの風習が行われる日もあります。 ということ…
王朝物語は、平安時代後期から室町時代前期にかけて作られた小説・物語群のうち、和文と平仮名表記をもっぱらとし、王朝期の風俗や美意識・文学観念に依拠しつつ製作されたものを指すものです。 これらに共通するのは王朝の風俗を色濃く反映した作り物語フィ…
年末年始になると詣で参りをする神社では「鈴」がよく目につきますよね。 拝殿入口に吊してある大鈴に始まり、巫女さんが舞いを奉納するときやお祓いのときに使われる鉾先舞鈴・神楽鈴。 そしてお守りや破魔矢、熊手などにも鈴がぶら下がっています。 古来よ…
あなたは、自分の家紋ってご存知ですか? ルイ・ヴィトンの星と花の柄にイニシャルを組み合わせたモノグラムデザインも、日本の家紋がモチーフになっているそうです。 1896年当時は、パリ万国博覧会をきっかけにヨーロッパでは絵画を初めとするジャポニズム…
『孝経』は、曽子の門人が孔子の言動をしるしたという中国の経書七経のひとつです。 儒教の根本理念である孝を述べ、つぎに天子、諸侯、郷大夫、士、庶人の孝を細説し、そして孝道を実践するための具体的内容を説く、全1巻18章からなる書物です。 七経は、儒…
日本の着物文化には、染織にみられる伝統の技が凝縮されています。 染織自体は工芸・工業に属しているものですが、優れたものは手工芸品としてだけでなく美術品として認識される、高度な技巧を駆使した独特の伝統文化といえるのです。 今回は、そんな染織に…
『翁問答』は、孝行を中心とする道徳哲学を、わかりやすく問答形式で説いた全2巻の教訓書・心学書です。 先覚者「天君」とその弟子「体充」の問答を傍らで聞いた人物が筆録したという形式で書かれており、人間の道を説いています。 中国明末における儒・仏・…
もう来年、2015年に向けて走り出していると、というあなた。 改めて、今年2014年はどんな年でした? ネット上でも、2014年を振り返る特集で溢れています。 こうした特集を見ながら今年の締め括りを行い、来年2015年に繋げる展望なり計画なりをじっくり立てて…
『修身教授録』の著者・森信三氏は、戦前・戦後を通じ日本の教育界最大の人物であると言われた哲学者・教育者です。 その生涯は「人生二度なし」の真理を根本信条とし、「全一学」という学問を提唱しています 「全一学」は、 ・東西の世界観の切点を希求する…
和歌とは、詩歌の一様式で古くは和(こた)うる歌の意で、倭歌とも書くように、漢詩に対して日本の歌・やまと歌を指します。 万葉集の時代に、古来の歌謡から個人の創作歌へと発達し和歌の意識が確立しました。 形式には長歌・片歌・旋頭歌・連歌・短歌などが…