知命立命 心地よい風景

This is Kiyonori Shutou's weblog

2017-06-12から1日間の記事一覧

gimlet-Juniper berry:ギムレットにはまだ早すぎる!

”ギムレットには早すぎる” レイモンド・チャンドラーの名作『長いお別れ』の有名な一節です。 これを読んで、ついついバーでギムレットを頼んだ年配の方も多いはず。 ドライジンにコーディアルライムかライムを搾り、シェークしただけの簡単なショートカクテ…

【書物リスト】思い入れのある小説 その1【ハードボイルド】

私の10台、20台の頃の読書の中心を占めていたのは古今東西の区別なく小説でした。 30台、40台の頃になると、必然的にビジネス絡みの書物が中心となってきたので、この期間どっぷりと小説に浸るのは止めておこうと自戒を立てて今日に至ります。 最近で…

近思録より学ぶ!修己治人による精神の復興!

『近思録』は、朱熹と呂祖謙が周濂渓、張横渠、程明道、程伊川の著作から編纂した、14巻からなる朱子学の入門書です。 儒学では『四書』(『論語』・『孟子』・『大学』・『中庸』)と『六経』が重要な書となりますが、朱子学では、これに『小学』と『近思…

荘子より学ぶ!何ものにも束縛されない絶対的な自由を求めて!

古代中国の春秋時代の思想家である老子の唱えた『道(タオ)』の思想は、戦国時代の荘子の無為の思想と並んで老荘思想と言われます。 老荘思想が最上の物とするのは「道」です。 道は天と同義で使われる場合もあり、また天よりも上位にある物として使われる…

今の時代だからこそ、改めて十七条憲法より学ぶ!

十七条憲法は、604年に聖徳太子(厩戸皇子)が作ったとされる17条からなる法文です。 中身を見ると、道徳的な訓戒のようにも見て取れるのですが、儒教・仏教の思想が習合されており、法家・道教の影響も見られる上に、実際の中身を吟味していくと国家として…