2017-08-27 ギュスターヴ・ドレ:荘厳なる挿絵・絵画の天才! 今年は、著名なる画家・版画家・挿絵画家・彫刻家であるポール・ギュスターヴ・ドレの生誕から185年目。 ドレの名前はご存知なくとも、その荘厳なる挿絵はどこかで見た事があるはずです。 以前に整理した神曲や失楽園、聖書などにおける理解を一助としても、古来からドレの挿絵は多くの人たちに親しまれてきました。 ※)過去の整理した内容については、以下を参考にしてみてください。 ・壮大な抒情詩『神曲』!実はたった一人の女性に捧げられた愛の形! ・旧約聖書:エクソダス 神と王をきっかけにして。 ・新約聖書:キリスト降誕祭と羊飼いから。 ・スーパーナチュラルを通してみるミルトン・失楽園! 挿絵画家としてダンテやバルザック、フランソワ・ラブレー、ミルトン、バイロン、イギリス版の聖書やエドガー・アラン・ポーの『大鴉』の挿絵を手がけ、生前から国際的にその名を知られていました。 実はあまり知られていないですが、大きな絵画も制作しており『地獄第9圏のダンテとウェルギリウス』(1861年、311x428cm、ブルー美術館蔵)、『謎』(オルセー美術館蔵)、幅6メートル・高さ9メートルの『法廷から退場するキリスト』(1867-1872年)などがあります。 古典大作を読み込むのは、なかなか敷居が高くて手を伸ばすのを敬遠しがちですが、ドレの挿絵を取り掛かりに、改めて古典にじっくりと取り組んでみてはいかがでしょうか。 WordPress(feed) to Hatena Blog via email