2017-08-26 瞑想と座禅の違いを表すなら、あなたはどう答えますか? 瞑想と座禅の違いを表すなら、あなたはどう答えますか? 端的にいえば、自我意識に集中するか、それを削ぎ落として無と化すか、でしょう。 瞑想では、自我に対して向き合い、自分や物事を客観的に観察するところから始まります。 そこには、自我への意図や到達点というイメージが存在し、そこに行き着くという何がしらかの欲が存在することになります。 その欲に集中していくための動機がある、とでもいえばよいでしょうか。 そのため、瞑想を行う手段としてマントラやセルフイメージを用い、自分と神や宇宙との合一、つまり一体感を求める訳です。 ですから、最近流行りのマインドフルネス瞑想やサマタ瞑想、ヴィパッサナー瞑想というのも、それぞれ意図するところに集中するためのメソッド、ということになります。 一方座禅では、こうした自我から離れ、捨て去ることから始まります。 自我を極力排除して、自我以外の存在を全感覚で受動的に感じ取る事によって、自我以外の存在に縁取られた自我自体の認識へと立ち戻る、ということです。 端的に言えば、自分の存在や自我を持ち込まず、ただそこに坐す。 思い浮かぶ想念や邪念を手放し、自己を無くし尽くすのみ。 ただ、無心、無心、無心。 仏教の空・無の境地です。 同じように捉えがちですが、そのアプローチもあり方も全く異なるもの。 今の自分のあり方を見据えた上で、何をどううまく取り入れていくかが肝要です。 うまく活用くださいね。 WordPress(feed) to Hatena Blog via email