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恵方参りで幸運と福を呼び込みにいきましょ!

間もなく節分ということで、この時期になると恵方が気になるかと思いますので、具体的に恵方について、少し整理しておきましょう。
初詣は恵方参りで幸運と福を呼び込みにいきましょ!
そもそも初詣の起源は、古来に大晦日の夜から元旦の朝まで、新年の平安のために家長が近隣の神社に籠もる「年籠り」という儀式でした。
この年籠りが大晦日に行われる「除夜詣」と元旦の早朝に行われる「元旦詣」に行事が分割され、明治時代以降に現在の大晦日から元旦にかけて神社に詣でる形になりました。
つまり、この「除夜詣」と「元旦詣」を「恵方参り」と言い、自分が住む近隣の寺社の中から、その年の歳徳神がいる恵方の方角の神社に参拝し、幸福と健康を祈願するというのが、古来の風習だった訳です。

歳神様(年神様、お正月様、若年様)は、陰陽道では歳徳神(としとくじん、とんどさん)ともいわれますが、いわゆるその年の福徳を司る神のことです。
歳神様は王妃のような姿の美しい姫神様で、牛頭天王の后・八将神の母の頗梨采女であるとか、牛頭天王須佐之男尊と習合したことから、須佐之男尊の妃の櫛稲田姫と言われています。

そして、歳徳神のいる場所を恵方(明の方)と言い、その方角に向かって事を行えば何事も上手くいくという訳なのです。
節分などで行われる恵方巻きの風習でご存知だと思いますが、歳徳神は毎年いる場所を変えるので、恵方も年々変化するということなんです。
今年(2016年)の恵方は「南南東」ですので、この方角が吉を呼び込む方位。
(来年(2017年)の恵方は「北北西」となります)
しかもこの恵方は年間を通してのことですので、別に節分に限った訳ではなく、今年は西南西という方角を意識して行動すれば、万事吉とされるという訳です。

ですので、まずは今年の恵方を意識して初詣を行ってみてはいかがでしょうか。
これまでの単なる初詣よりも、より一層大きな福を呼び込めるかもしれませんよ。

ちなみに、恵方に初詣に適切な寺社がない場合には、まず自分が住んでいる場所から恵方となる場所に一旦異動し、数時間滞在します。
その上でそこから恵方に位置する目的の寺社に向かえば、「方違え」が成立して無事に恵方参りが出来ます。
(なお、「お稲荷さん」と「墓地のあるお寺」は恵方参りでは避けるのが定説ですので、ご注意を!)

2016年も恵方を意識して、積極的に幸運をつかんでくださいね。

※)恵方と本命星の観点からの2016年の運勢についても、少し整理しておきますので、よろしければ参考にしてみてください。
 ・干支から見る、2016年丙申の解明・啓示、プラス(ちょっと早めの2015年乙未の振り返り)

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