知命立命 心地よい風景

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ヒロイック・カプレットを完成させた詩人、シェイクスピアと並ぶアレキサンダー・ポープの詩篇に耽溺せよ!

「私たちが航海している人生と言う大きな海では、理性は羅針盤、情熱は疾風である」
この名言を残した人こそ、18世紀イギリスの詩人・アレキサンダー・ポープ(Alexander Pope)です。

生来虚弱で学校教育を受けず、独学で古典に親しみ、幼少の頃から詩作を試みたといわれ、技巧と絶えざる彫琢を旨とする古典主義詩人の典型で、簡潔&流麗なヒロイック・カプレット(英文学の詩に使われる伝統的な詩形)を完成させた人物です。
しかも、その名句の数々はシェイクスピアに次いで引用されていると言われているほど。

もうこれ以上の余計な説明は不要ですね。
ポープの詩篇に耽溺してみませんか。

「自分の感じかたに自信が持てない時は
 沈黙していなさい」

「卑しい心がその奴隷となって苦しむ嫉妬は、
 学問もあり、気質の優れたものにあっては競争心となる」

「高慢はつねに天使が神になろうとする。神になろうとした天子は堕ちたが、
 天使になろうとする人間は謀反を起こす」

「未来についての無知は、神の定めた領域を埋めるためにありがたい賜り物なのだ」

「真の幸福はどこにも定着しない。
 探すとどこにも見つからないが、いたるところに存する。
 金ではけっして買えないがいつでも手に入れられる」

「人間は幸福ではない。
 しかし、つねに未来に幸福を期待する存在なのだ。
 魂は故郷を離れて不安にふるえ、未来の生活に思いをはせて憩うのだ」

「希望は永久に人間の胸に湧く。
 人間はつねに現在幸せであることはなく、いつもこれから幸せになるのだ」

「幸福の欠乏は一つ一つ希望を持って補われ、思慮の空虚は一つ一つ誇りを持って償われる。
 知識が破壊する後から希望がすぐ建設する」

「人間は初めて呼吸した瞬間に死ぬべき素質を受け取るのだ」

「名声とは何ものだ。世間のさがない口にのぼる偽りの生命、
 存世中でもわれわれのままにならないものである」

「力がまず征服し、征服が法律を作った」

「夜ととがめしことを朝には称賛するも、つねに最後の意見が正しいと考える」

「失敗するは人間にして、その心配を寛容するは神なり」

「人に物事を教えるには、教えているような様子をしてはいけない。
 忘れたことのように言い出さねばならない。」

「空虚な称讃を呪え」

「男たちの中には仕事を選んだり、亭楽を選んだりする者がいる。
 一方、女はすべて心では放蕩者である。
 男たちのある者は静寂を、他の者は政争を好む。
 だが、淑女は誰でも人生の女王でありたいと願っている」

「神の謎を解くなどと思い上がるな、人間の正しい研究課題は人間である」

「人間はすべての善であり、悪でもある、極端はほとんどなく、すべて中途半端だ」

「学者は「自然」の探求を歓び、愚者は余計なことを知らぬのを歓ぶ」

「あとの子は自然の愛情が、先の子は習慣的な愛情が養う」

「自愛は現在の意識で当面の利益をみ、理性は未来と結果を考える」

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