知命立命 心地よい風景

This is Kiyonori Shutou's weblog

2017-07-10から1日間の記事一覧

王朝物語サーガ:源氏物語の流れを汲む古典文学!

王朝物語は、平安時代後期から室町時代前期にかけて作られた小説・物語群のうち、和文と平仮名表記をもっぱらとし、王朝期の風俗や美意識・文学観念に依拠しつつ製作されたものを指すものです。 これらに共通するのは王朝の風俗を色濃く反映した作り物語フィ…

旧約聖書:エクソダス 神と王をきっかけにして。

映画『エクソダス:神と王』の舞台は紀元前1300年のエジプト。 最強の王国として名をはせるエジプトの王家に養子として迎えられて育ったモーゼは、兄弟同然のような固い絆で結ばれていたはずのエジプト王ラムセスと袂を分かちます。 その裏には、苦境に立た…

孝経より学ぶ!生きていくために大切にすべきもの!

『孝経』は、曽子の門人が孔子の言動をしるしたという中国の経書七経のひとつです。 儒教の根本理念である孝を述べ、つぎに天子、諸侯、郷大夫、士、庶人の孝を細説し、そして孝道を実践するための具体的内容を説く、全1巻18章からなる書物です。 七経は、儒…

預言書・讖書:中国七大予言書のひとつ『推背図』について

古来から預言書の類のものは玉石混交で、政情不安になる周期においてはたびたびブームとなりますが、今回はそんな預言書について整理してみたいと思います。 その上でまずは大事な前提です。 予言はあくまで予言。 その中身を盲信したり、鵜呑みにするのでは…