知命立命 心地よい風景

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2016-02-05から1日間の記事一覧

如月に想う。シェリーの叙情詩「西風に寄せる歌」の一節”冬来りなば春遠からじ”を噛み締めて!

今は不幸な状況であっても、じっと耐え忍んでいれば、いずれ幸せが巡ってくるという喩えになっている、イギリスの詩人シェリーの叙情詩「西風に寄せる歌」の一節「冬来(きた)りなば春遠からじ。」(If winter comes, can spring be far behind?) 冬の次は、…

【源氏物語】 (弐佰拾参) 東屋 第六章 浮舟と薫の物語 薫、浮舟を伴って宇治へ行く

紫式部の著した『源氏物語』は、100万文字・22万文節・54帖(400字詰め原稿用紙で約2400枚)から成り、70年余りの時間の中でおよそ500名近くの人物の出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む平安時代中期に成立した典型的な長編王朝物語です。 物語とし…

『三国志演義』第七十七回 玉泉山に関公霊を顕し、洛陽城に曹操神に感ず

呂蒙の謀は、麦城から逃げる関羽に伏兵を用いて捕らえるというものであった。 関羽の手勢は300余人であったが、彼らも呉からの投降を呼びかけられて降ってしまう有り様。仕方なく西川に逃れて軍勢を立て直そうとして、王甫と周倉を麦城に残して関平らとと…